21.9.14

Amsterdam Arena

アムステルダム・アレナ。

エールディヴィジにもアヤックスにも何一つ思い入れのない私がアムステルダム・アレナに行ったのは完全に数をこなすためだけなわけですが、それもありかなーって。

ゆえに、私の中では完全にフリット>>>>アレナでした。
フリットとコロッケを食べたいという欲望だけで、航空会社にKLMを選び、スキポールで乗り継ぎ間隔6時間のフライトを選択しました。
なのになぜ。



アムステルダム・アレナに行く方法は、私の中で2つありました。
【時計回り】
空港から鉄道で中央駅まで出て、中央駅から徒歩圏内の美味しいと噂のフリット屋さんでフリットを食べてからメトロでアレナに向かい、アレナからバスで空港に戻る。
【反時計回り】
空港からバスでアレナまで行き、鉄道で中央駅方面に戻って途中下車して美味しいと噂のフリット屋さんでフリットを食べてから中央駅まで行って、鉄道で空港に戻る。

時計回りを選べば誰の涙をみることもなかった。

オランダの交通事情はとても分かりにくいという事で、ものすごく時間をかけて調べました。調べ上げました。時刻表も、乗る場所も、途中駅も、全部調べて印刷してノートに貼って自作旅のしおりを作るくらい調べつくしました。
もし早くアレナに着けたらスタジアムツアーにも参加できるかも、という考えから、まずアムステルダム・アレナにバスで向かうことを選択したこと自体は、とくに間違っていませんでした。

ここでみなさんに伝えておきたいのは、ただひとつ。
空港→アムステルダム・アレナのバス会社(赤線)とその他アムステルダム市内の鉄道・トラム・バスの会社(黒線)は違うよ!
ということです。

すなわち、アムステルダム・アレナ行のバスで1日券を買っても、それでは市内に向かえないよ!ということです。
今思えば、そのバス会社の便で市内行きがあったかもしれないけど。

まぁ、7.5€のはずの1日券が14.5€だった時点で気づくべきだったのですが、そんな可能性はまったく考えていなかった私は、アムステルダム・アレナ行のバスで1日券を買い、乗り込みました。値上がりしたのかな?とかいう思考停止。空港→アムステルダム・アレナ間のバス停の名前は確認してあったし、アレナは終点なのでむしろ自信満々です。私は何も間違っていない(°ω°*)


アレナ近くのバスターミナルはとても広い。無駄に広い。そしてその周りはショッピングセンターみたいなものなのかな。映画館とかコンサートホールとかあって、お台場の寂しい版みたいなイメージ。お台場2回くらいしか行ったことないけど。

ただ、だだっぴろいので、その辺にある地図でアレナの場所を確認しながら向かわないと、意外と「バス降りたら見えんだろ」は通用しません
着いたのはほとんど16時だったし、小雨が降っていてそのあとの予定がどうなるかわからなかったのでスタジアムツアーは諦めてぐるっとアムステルダム・アレナの周りを1周しました。でかい。


アジャックスぅ!


デカいしきれいだね。いたずら書きとかあんまり目につかないしね。


ショップは品ぞろえがいまいちだったな。だだっぴろいけど。スタジアム見学したらそこのマフラーを買うことにしようと思っていたので、安売りになっていた昨季のマフラーと、すいかちゃんからお土産として頼まれていたモイサンデルのポストカードを買いました。


でも中とか全く見えない。芝の1本も座席の1個も見えない。悲しい。

裏に練習場(何の?)があるという事でしたが、草ぼうぼうでした。


手前とかお堀になってる。
この練習場(何の?)の向こうにメトロの駅があるはずなのでとことこ行きました。

ここからはサッカー全然関係ないのですが、2度と!2度と私と同じ過ちを犯す人が現れないために書きます!!!さっきのバスで買った一日乗車券の話の続きです!写真がまったくないのは、終始動揺していたからです!

メトロの駅(Duivendrecht)は自動改札でした。
私の手には紙の1日券。
紙の。
どう考えてもピッてならない。
ならないと思いながらかざしてみるけどやっぱりならない。てへへ(´ω`*)とか照れてみるも、ひとっこひとりいません。
でも1日券の裏をみると、バスも電車もトラムも乗れるよ的なことを書いてある雰囲気はするのですが、物理的に無理。
そして駅には窓口がない。誰もいない。

しかし私は美味しいと噂のフリット屋に行かなければならない!
というわけで1日券14.5€のことは忘れることにして自販機(1台しかない)で切符を買おうと思ったのですが、買えない。タッチパネルで、英語表記のところをタッチしても強硬にオランダ語。オランダ語わからない。窓口もない。


しかし神は我を見放さなかった(とこの時は思った)。
途方に暮れている私の目の前に、明らかに入口じゃないのに開いている場所が。
多分職員用出入り口。
なぜ私はこのとき、ここから入り込んで電車に乗ったのか。
入ったは良いけど、出られないんじゃないかということに気付いたのは目的駅の1個前辺りでした。
仕方ない、駅員さんに「切符なくしましたテヘペロ(・ω<)」って言おう。そしてお金を払って出よう。
→目的駅にも窓口はありませんでした。駅員もいませんでした。

とりあえず逆向きの電車に乗りました。
さっき開いていた職員用出入り口がまだ開いていることを祈りながら。

閉まってました。
泣きそうでした。
私はもう一生、このオランダアムステルダムのメトロ50系および54系から出られないのだ。

そんな私の前を、5~6人のサッカー少年(多分)通りました。不正乗車なのか定期を出すのが面倒なのかわからないけど、一人の少年が、友達が抜けたすぐ後ろをくっついて自動改札を出ているのを見た私は、ほとんど条件反射で他の少年が出たすぐ後ろをくっついて自動改札を抜けました!
とうとう!とうとう私は迷路を脱したのだ!!


そろそろ書くのも飽きてきたので適当にまとめますけど、迷路を脱した私は大きい駅なら切符も買えるだろうと思い、そのさびれた駅の1個手前、アレナの最寄駅(Station Amsterdam Bijlmer ArenA)まで戻りました。
結論から言うと、切符は買えませんでした。
券売機は英語も選べたのですが、よくわからなかった。人が並んでいて悩めませんでした。こういう時は後ろの人に聞けばいいんだよね…。
なんか基本的に内向的なので、聞けないんです。言葉のわからない国に1人で行って「人に聞けない」とかいう甘え。次からはもっと勇敢に聞いて行こうって本当に思いました。
で、窓口はあるんだけど結構人が並んでいて、しかも「ここでは切符は買えません」って貼りだしてあるのです。
今思えば、絶対どこかに切符の買える窓口もあったはずだよね…。

言い訳すれば、この時私はすでにかなり心身ともに疲れていたので、なんかもう良いやってなってバスターミナルに行って高々とバスの一日券を掲げ(嘘。チェックとかしてくれない)、空港まで戻り空港で普通のフリットを食べました。普通だった。

俺はアムステルダムにやり残したことがある(フリット)。


次回は、パーティック・シッスル・フットボール・クラブのファーヒル・スタジアムです!
聞いたこともありません!
こっちは案内係がいたので完璧に回りました!(外周だけ)

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